出日本記 -Exodus-

働く母、家族でアメリカ移住計画を綴ります

中学受験しないことに決めた

進学塾では新年度が始まる今の時期、新小4になる長女を連れて、近所の大手進学塾に算数だけレギュラークラスの登録に行ってきたんだが、一晩考えて、先ほどキャンセル手続きを済ませてきた。理由

  • 1教科・1人・週1回で月額20,000円近くは出せない(これに加えて、長期休暇の講習会も年間のカリキュラムに組み込まれているらしく、受講必須とのこと)
  • 日が落ちてから娘一人での通塾は危険なこと(大人の足で歩いても2,3分しかかからない近所ですが)

事前に説明会に参加するなどして、費用見積もり、クラスの曜日時間を下調べしてしておくべきだった。早まってしまった。塾の事務のお姉ちゃんの余計な工数を割いたから申し訳なかった。

ちなみに、公立中高一貫校の対策講座は都心の校舎にしか設置がないようで、それを聞いてすぐ公立中高一貫校を目指すのも辞めようと思った。中学受験は金と保護者の労力がありえない位かかりすぎる。心底、馬鹿げていると思った。親だってまだまだ人生を楽しみたいし、勉強のために自己投資だってしたい

一人っ子だったら、私立中学受験も、受験対策の通塾も、バレエも、すべてやらせてあげられるが、子どもは3人なので、工夫が必要。子供たち3人とも通塾したら、国算の2教科だけでも、ざっくり月額15万近くかかる。

私から長女へ、どちらかというと勉強が大事だが、とコメントを添え二者択一を迫ると、娘はバレエを続けたいそう。次年度は早ければポワント(トウシューズ)をはかせてもらえる年。ヴァリエーション(ソロの踊り)を踊ったり、コンクールにも出たいと娘は希望しており、そんな希望を応援してやりたいと私は考えた。リスクを最小限にする生き方を目標にするならば、その二者択一ではバレエを捨て塾をとるべきかもしれないが、やりたいという気持ちは内から起こる尊いもの。好きなことをとことんやってみることをしなくて、いったい生きている意味があるというのか?私は娘のバレエを応援したいと思った。

検討の結果、バレエか、進学塾に通うか、二者択一にしないで、ネット動画の講義を活用し、バレエも勉強もあきらめない工夫を思いついた。たとえばリクルートスタディサプリなど。娘たちには毎日の勉強の習慣をすでにつけさせたのと、ずっと公立で来た私自身、私学の必要性をまったくもって実感できないので、地元の公立中学に行かせることに決めた。その中でトップになって自信をつけさせたいなと思う。

受験産業の回し者が書いた記事に洗脳されてはいけない。中学受験を経ても、就職するころに一体全体どんな差がついているか、皆目見当がつかない。どうせ成人して就職するころになんか、中学受験をしたかどうかなんて、本当にどうでもいいことになっていると思う