出日本記 -Exodus-

働く母、家族でアメリカ移住計画を綴ります

移住しないなら

今日夫に、「アメリカに住むのはいいことと思えないと思い始めてる、けど、100%アメリカへ引っ越すのが嫌なわけじゃない。」と言ったら、「僕もどちらでもいい。」と言われた。私がしばらく考える、ということに同意してくれた。忖度しなくていいようでほっとした。最悪ケースは親の元に住むんだと頑として譲らないケース、と考えていたから。

私の気持ちのほどんとは日本に住み続けることの方に傾いている。そもそも、もともと持っていた「海外に住んで働く」という自分が自分の夢だと思っていたことに疑念を抱き始めた。「海外に住んで働く」ということは自分にとって幻想だったのかもしれない。現実を知らないとは恐ろしいことだ。

例えを言うと、アメリカ、について、ほとんどの人はハリウッド映画、ディズニーをはじめとしたエンターテインメント、ファッション、洋楽、ポップカルチャーなどから受けるアメリカのイメージしか持っていないと思うが、実際にリアルに現地に住むことを検討して、ヴァーチャルに現地永住者の視点を持って初めて真の姿が見えてきた気がする

で、移住しない代わりに、アメリカの義家族をもっと訪問するとか、気分転換のために今の会社からアメリカの日本法人に転職するとか、いろいろ新たなアイデアを考えてみた。後者のアイデアについて、今の勤務先は快適すぎてチャレンジがないので、敢えて例えばアメリカの日本でのスタートアップ法人に転職するチャレンジするとか。そのリスクなら、3人の子供を巻き込んで福祉がほぼ皆無の資本主義の権化のような危険な国に移住するリスクに比べたら、鼻くそみたいなものだからずいぶん楽にチャレンジできそうだ。

とにかく移住しなくても今後も目標にしようと思ったことは、英語をアメリカ人を論破できるくらいに高度に使いこなせるようになること。アメリカに住んでも、アメリカ人とビジネスしても、絶対に生きるのが、高度なアメリカ英語運用力だから

 

今日読み終わった本。

池上彰の世界の見方 アメリカ: ナンバーワンから退場か – 2016/4/7

 現地での生活者の視点で書かれた本ではなく、アメリカの全体概要、日米関係についての入門書。特に政党、選挙の仕組みについては勉強になった。日本人はこういう本をよく読んで、日本がアメリカに洗脳されてきたことを知ったり、アメリカの属国になる危険性がこれまでもあって、これからもあることを知るべきだ